自分勝手な母親・もも子とふたり暮らしで、いつも寂しい思いをしている小学3年生の女の子・千鶴。
通称・ちいちゃん。
寂しさを埋めるように図書館通いの日々が続きます…。
ある日、取り壊しが決まった古い図書館で不思議な小人の家族と出会いが。
そして彼らの姿を見ることができる唯一の同級生・修ちゃんと一緒に、ちいちゃんは奇妙な世界をのぞくことに…。
――新世代ファンタジーの旗手・江平洋巳が描く、不思議系ピュア・ファンタジー全5編。
自分勝手な母親・もも子とふたり暮らしで、いつも寂しい思いをしている小学3年生の女の子・千鶴。
通称・ちいちゃん。
寂しさを埋めるように図書館通いの日々が続きます…。
ある日、取り壊しが決まった古い図書館で不思議な小人の家族と出会いが。
そして彼らの姿を見ることができる唯一の同級生・修ちゃんと一緒に、ちいちゃんは奇妙な世界をのぞくことに…。
――新世代ファンタジーの旗手・江平洋巳が描く、不思議系ピュア・ファンタジー全5編。
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ちいちゃんとおばけ図書館 (フラワーコミック
母親と2人暮らしで、大好きな母親から疎まれていると寂しさを抱えている小学三年生のちぃちゃんが、のづちの家族、そして人間の友達修ちゃんとの交流を通じて、少しづつ強く大きく成長していく。
ファンタジックで、胸がたまらなく切なく痛む物語が4編収録。
少女が空想する世界のふわふわした甘さが、江平さんの可愛らしい絵柄にすごく良く似合っている。
ただ甘いだけではなく、甘さの中にも現実の苦味が混じっているところがいい。
ただ途中で、ちぃちゃんからちぃちゃんのママの物語に移ってしまうのが欠点か(や、感極まって泣かされましたが)。
それにこの最後もなあ。
とってつけたようで非常に残念。
少女の世界をとても優しい眼差しで描いた上質なファンタジー。
オススメです。
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