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イグアナの娘

その日、生まれてきたのはとても可愛い女の子だった。
だけどなぜか母親の目には、その子の姿がイグアナに見える…。
母と娘の間に横たわる愛と憎しみの葛藤を描いた表題作ほか、両親にスポイルされた少年が人生をみつけるために戻らなければならなかった場所「カタルシス」、アバンチュールへの一瞬の迷い「午後の日射し」、コミックス未収録の短編「帰ってくる子」など6編の異色傑作集。

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コメント

  1. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    小学生の頃これが原作のドラマが流行ってました。
    小学生の時にも読んだことがあるんだけど、やっぱり大人になってから読むと感じることがかわりますね。

    初期の萩尾作品とはまたひとあじ違った、心理的なテーマを多く扱った短編。
    家族や親子関係を扱っていて、訴えかけるものがありました。

  2. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    表題作をはじめ短編6作品を収録しています。

    「イグアナの娘」は、青島リカと妹のマミの物語です。
    二人の母親のゆみこには、リカがトカゲのように見えてしまい、彼女に愛情を注ぐことができません。
    そんな家庭で愛を受けることなくそだったリカは、いつしか人間のなかで一匹のイグアナとして一生をおくることを受け入れるようになっていきます。

    ほかに「帰ってくる子」や「カタルシス」など、親子愛のもつれやゆがみをえがいた作品、「午後の日射し」のように夫への愛をうしなってしまった女性を主題とした作品などが収録されています。

    「イグアナの娘」や「学校へ行くクスリ」は、登場人物のすがたが変化して見えてしまうという設定になっており、マンガならではの寓意的な表現を駆使して人間関係の機微をえがきとっています。

  3. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    小学生の頃に人生で初めて読んだ萩尾作品です。

    コドモのときは、母親から愛されない主人公にただただ同情し、理不尽な話だと捉えていました。

    でも今(22歳)は、大嫌いな自分にそっくりなもの(娘)を愛せない母親の心情、何となく分かる気がするのです。

    それはきっと容姿の面だけではありません。

    そっくりな容姿を通じて、娘の中に自分の内面を見ていたのではないでしょうか。

  4. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    昔ドラマ化してた記憶があるから長編かと思っていたら短編だった。

    だが、他の短編合わせて密度が濃い。

    人の心をどうしても支配するコンプレックス。
    それは自分を認め、他者を認めるというほんの些細なことで変わるかもしれない。

  5. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    たぶん一般的に「この物語はすごい」と言われているよりも、もっともっと深くすごいと思うのだ。
    「イグアナ」だから怖いんじゃないんだよ。
    「愛されない」から凄まじいんじゃないんだよ。
    鏡だ。
  6. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    ドラマでやっておりましたね。

    ですから、話し自体は読む前に知っていました。

    この作品と出会ったのは母が買ってきた古本で、その時に初めて萩尾望都先生の作品と知ったのでした。

    いやぁ、楽しいなぁ!
    でも、切ないし苦しい。

  7. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    画像がないのでわかりにくいですが文庫の方です。
    同じく小学館のPFコミックスでも出ていますが、(もちろん持ってますが(笑))こっちのがお勧め。
    コミックス未収録の短編「帰ってくる子」が入ってます。
    表題になっている「イグアナの娘」は菅野美穂主演でドラマ化されましたのでご存知の方も多いと思いますが、あれはあれでよかったと言う意見も聞きますが、原作ファンとしては安易にドラマ化してほしくなかった。
    50Pの短い話ですが、こういう親子の確執の話には弱くて泣いてしまいます。
  8. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    見える。
    しっかりとそう見える人たちのお話。

    家族って近いからこそよく見えない。

  9. 母親が怖い人へ

    ヤバい母親を描かせたら天下一品な萩尾望都の業が詰まった短編集。

    歪んだ愛情や凝り固まった価値観を持つ母親を変えることはできない。
    変えられるのは自分だけと気付かされる。

  10. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    どうして人間に生まれなかったのかしらって悩んだこともあったけどいいさ 人間の中で一匹のイグアナとして一生を送るのもそれにイグアナの目で見てるとけっこう人間も動物に似てる
  11. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    10代の頃に初めて読んだ時、面白いともつまらないとも思わなかった。
    ただ遠かった。

    時間が経ち今ふたたび手にとって見ると、何とも言えない気持ちになった。

    あの頃には遠かった物語が、いつのまにか自分の中にあった・・・。

  12. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    表題作をはじめ短編6作品を収録しています。

    「イグアナの娘」は、青島リカと妹のマミの物語です。
    二人の母親のゆみこには、リカがトカゲのように見えてしまい、彼女に愛情を注ぐことができません。
    そんな家庭で愛を受けることなくそだったリカは、いつしか人間のなかで一匹のイグアナとして一生をおくることを受け入れるようになっていきます。

    ほかに「帰ってくる子」や「カタルシス」など、親子愛のもつれやゆがみをえがいた作品、「午後の日射し」のように夫への愛をうしなってしまった女性を主題とした作品などが収録されています。

    「イグアナの娘」や「学校へ行くクスリ」は、登場人物のすがたが変化して見えてしまうという設定になっており、マンガならではの寓意的な表現を駆使して人間関係の機微をえがきとっています。

  13. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    イグアナです。
    ものっすごいイグアナです。
    イグアナ以外の何者でもないです。
    そのイグアナに何だか惹かれてしまったのです。
  14. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    妹が購入。
    読了後、「これ凄いよ、読んでみて。
    」というので読了。

    ドラマ化されたこともあり、タイトルと多少の内容は知っていたものの…ここまで重い話だとは知らず…何にも言えない…というのが、正直な感想です。

    なんというか、心理学の教科書を読んでいるようでした…。

  15. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    思わず泣いてしまいました。
    他の作品も、人間の、深い(ドロドロした感じではなく、他の人にはわからないけど本人にとってはとても深刻といったような)感情的な部分に触れていて、大変おもしろかったです。
    お気に入りの本です。
  16. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    母が持っていたので読んだ。
    学校に行ける薬? 頭に花が咲くっていうモチーフがやたら印象に残る
  17. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    久々に再読したのですが、あああああ。
    涙なしでは読めませんでした。
    「イグアナの娘」を自分の物語として読めたということは、少しは自分の葛藤を引き受けれたのかなあと思っています。
    併録の短編も親子の葛藤の物語ばかりで、どれも秀逸。
    この短編集は神がかってます。
  18. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    読んで何回も泣いてしまう。
    自分ですら分からない心の澱や葛藤をイグアナや炊飯器などで象徴させて浮かび上がらせる、天才。
    そんな傑作がいくつも詰まった短編集。
  19. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    わたしもイグアナになりたい。
    …ってくらいイグアナが好き。
    …ってところから入ったけど何度読んでも必ず泣く。
    タイトルは巻頭の作品名。
    やっぱりこのお話がダントツです。
    人間になることを願ったイグアナの白痴的な浅ましさ。
    イグアナの娘を毛嫌いする母親のエゴイスティックな浅ましさ。
    愛情の裏側にあるカルマみたいなもののやるせなさがとてもリアルなんだな。
    だから泣いちゃう。
    …と思ってたけどもしかしたらあたしが大好きなイグアナが辛そうなのが悲しくて泣いたのかもしれないと今気づいた。
    動物にするの、ズルい。
    ふぬぅ。
  20. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    2014年12月26日読了。
    表題作がドラマ化された、萩尾望都の短編マンガ集。
    後書きなどによると、「母と娘」がテーマの短編集なのだという、なるほど。
    ドラマは未見だが表題作はもっと連続した長編マンガなのだと思い込んでいたが、コンパクトで作品のテーマが分かりやすく、面白かった。
    (あとこの作者は男性なのだと思い込んでいた)「母と娘」と「父と息子」という関係って、何が違うのか・・・?自分が母なり父なりになって始めて、母や父というのは理解できるものなのだろうか・・・?
  21. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

     ドラマ化もされたイチ作品。

     母と娘の確執。

     娘、長女がイグアナにしか見えない母親。
    普通の女の子が良い。
    次に生まれた次女は人間だ。
    嬉しい。
    夢見てたの、可愛い女の子、なんでも似合うのね。

     写真で見るぶんには普通の、人間の娘にみえる。
    でも、母親の目には、イグアナにしか見えない。

    「ブサイクなくせに化粧なんて!

     もし他の人の目にも娘がイグアナに見えたら、『あたし なんて言われるか』
    「小学生のくせにませちゃって……!

    「リカって頭いいの? あのブスいイグアナが? イグアナのくせになまいき!

     日々が過ぎ、大学受験の時期。

     馬鹿にしていた姉の行っている大学を受験したいと担当に伝えるマミ。

    「あなたの成績じゃ、もう二つほどランクを下げないと……」
     遊びに来たマミの恋人が言う、
    「美人の上に頭いいんだー」
     気づいてくる、母親による格差。

     リカは恋をした。
    イグアナなので食べてしまう!
    と恐れたが牛の彼は大丈夫。
    卒業と同時に結婚する。
    北海道と遠く離れた土地に彼と二人きり。
    母親の小言に悩まされずに済み、ほっとする。

     そして子供が生まれる。

     母親にどことなく似た女の子。

     イグアナか、夫に似た牛のような子供が生まれるかと思っていたのに、何故?と悩む。

     愛せない、と悩むリカ。

     そんなとき、マミから連絡が来る。

     母親が亡くなった、と。

     哀しくない。
    母親が亡くなったというのに哀しくない。
    それにショックを受けるマミ。

     家につき、顔を見てあげてと親戚に言われ、布をめくるマミ。

     顔を見たら、少しは悲しめるかしら?と思いながら、そうっとめくる。

     そこには、イグアナが居た。

     イグアナが、目をつむって、佇んでいた。

    「キャーーー」

     叫ぶ。
    人間であるはずの母親の顔がイグアナ。
    叫ぶ。

     落ち着いて!
    と親戚に慰められる。

    「わ わたしの顔に そ、そそ、そっくり そっくりよ!

    「そうよォ、前から言ってたのよ、ゆりこちゃんとリカちゃんはよく似てるって。
    そう言うと、ゆりこちゃんは、怒ってたけど……」

  22. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    200611月末読了。

    うーん。
    今更感アリアリだけど、買っちゃった。

    といってもドラマの方がどうだったかは殆どみていないのでわからない。

    そして、面白いなと思いつつ、よくわかんないなってのが正直なところであります。

  23. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    小学生の頃に人生で初めて読んだ萩尾作品です。

    コドモのときは、母親から愛されない主人公にただただ同情し、理不尽な話だと捉えていました。

    でも今(22歳)は、大嫌いな自分にそっくりなもの(娘)を愛せない母親の心情、何となく分かる気がするのです。

    それはきっと容姿の面だけではありません。

    そっくりな容姿を通じて、娘の中に自分の内面を見ていたのではないでしょうか。

  24. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    萩尾望都のイグアナの娘を読みました。
    長女が読んでいたマンガ本の短編集をちょっと借用して読みました。
    表題作は母親だけが自分の娘がイグアナに見える(他の人は普通に見えるのに)という設定のストーリーでした。
    女の人生すごろくやだめ恋愛脱出講座で指摘されている母親の娘に対する嫉妬や隠れた憎しみが象徴的に描かれていました。
    このイグアナ娘のボーイフレンドが彼女を救うというところも、めぐり合う男性が若い女性の呪いを解くという岩月教授の主張と合致していて納得してしまいました。
  25. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    萩尾望都作品。
    11人いると同じくらいの好きさ加減。
    あの時代にしてはどちらも捻ってます。
  26. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    昔ドラマ化してた記憶があるから長編かと思っていたら短編だった。

    だが、他の短編合わせて密度が濃い。

    人の心をどうしても支配するコンプレックス。
    それは自分を認め、他者を認めるというほんの些細なことで変わるかもしれない。

  27. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    小学生の頃これが原作のドラマが流行ってました。
    小学生の時にも読んだことがあるんだけど、やっぱり大人になってから読むと感じることがかわりますね。

    初期の萩尾作品とはまたひとあじ違った、心理的なテーマを多く扱った短編。
    家族や親子関係を扱っていて、訴えかけるものがありました。

  28. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    萩尾望都さんの作品によくみかける毒親のお話。
    コミカルにホラーで現実的なのにファンタジー。

    萩尾望都さんの表現はある程度理解出来てもある程度以上は不思議で仕方ない。

    なぜ比喩にイグアナを選んだのか……謎でありその辺りのセンスが刺さる。

  29. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

     正月2日オンエア『100分de萩尾望都』を視て再読。

     表題作ラストのコマに描かれたトカゲが文庫サイズだとひときわ小さい。

     併録作品、どれも心に刺さる。

     『午後の日射し』、萩尾先生は中年主婦の心の傾斜まで活写してしまう。
    掲載誌はビッグゴールド。
    なるほど。

     『学校へ行くクスリ』、こういう心の病をヴィジュアルで見せる手法は、手塚治虫『火の鳥・復活編』が嚆矢なのだろうか。
    まさにマンガならではの切り口だ。

  30. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    図書館 借

    想像してたのと違って、とても重かったです。

    収録作品も含めて、リアルな恐ろしさと迫力を感じました。

    この人と漫画をもっと読みたくなりました。

  31. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    容姿コンプレックスにすごくシンクロしてしまって、何回も読んだ。

    大人になったとき、人の親になったとき、歳を重ねるごとにシンクロ率は上がりそう。

  32. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    200611月末読了。

    うーん。
    今更感アリアリだけど、買っちゃった。

    といってもドラマの方がどうだったかは殆どみていないのでわからない。

    そして、面白いなと思いつつ、よくわかんないなってのが正直なところであります。

  33. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    画像がないのでわかりにくいですが文庫の方です。
    同じく小学館のPFコミックスでも出ていますが、(もちろん持ってますが(笑))こっちのがお勧め。
    コミックス未収録の短編「帰ってくる子」が入ってます。
    表題になっている「イグアナの娘」は菅野美穂主演でドラマ化されましたのでご存知の方も多いと思いますが、あれはあれでよかったと言う意見も聞きますが、原作ファンとしては安易にドラマ化してほしくなかった。
    50Pの短い話ですが、こういう親子の確執の話には弱くて泣いてしまいます。
  34. 母親が怖い人へ

    ヤバい母親を描かせたら天下一品な萩尾望都の業が詰まった短編集。

    歪んだ愛情や凝り固まった価値観を持つ母親を変えることはできない。
    変えられるのは自分だけと気付かされる。

  35. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    2014年12月26日読了。
    表題作がドラマ化された、萩尾望都の短編マンガ集。
    後書きなどによると、「母と娘」がテーマの短編集なのだという、なるほど。
    ドラマは未見だが表題作はもっと連続した長編マンガなのだと思い込んでいたが、コンパクトで作品のテーマが分かりやすく、面白かった。
    (あとこの作者は男性なのだと思い込んでいた)「母と娘」と「父と息子」という関係って、何が違うのか・・・?自分が母なり父なりになって始めて、母や父というのは理解できるものなのだろうか・・・?
  36. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    萩尾望都作品。
    11人いると同じくらいの好きさ加減。
    あの時代にしてはどちらも捻ってます。
  37. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    10代の頃に初めて読んだ時、面白いともつまらないとも思わなかった。
    ただ遠かった。

    時間が経ち今ふたたび手にとって見ると、何とも言えない気持ちになった。

    あの頃には遠かった物語が、いつのまにか自分の中にあった・・・。

  38. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    たぶん一般的に「この物語はすごい」と言われているよりも、もっともっと深くすごいと思うのだ。
    「イグアナ」だから怖いんじゃないんだよ。
    「愛されない」から凄まじいんじゃないんだよ。
    鏡だ。
  39. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    ドラマでやっておりましたね。

    ですから、話し自体は読む前に知っていました。

    この作品と出会ったのは母が買ってきた古本で、その時に初めて萩尾望都先生の作品と知ったのでした。

    いやぁ、楽しいなぁ!
    でも、切ないし苦しい。

  40. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    わたしもイグアナになりたい。
    …ってくらいイグアナが好き。
    …ってところから入ったけど何度読んでも必ず泣く。
    タイトルは巻頭の作品名。
    やっぱりこのお話がダントツです。
    人間になることを願ったイグアナの白痴的な浅ましさ。
    イグアナの娘を毛嫌いする母親のエゴイスティックな浅ましさ。
    愛情の裏側にあるカルマみたいなもののやるせなさがとてもリアルなんだな。
    だから泣いちゃう。
    …と思ってたけどもしかしたらあたしが大好きなイグアナが辛そうなのが悲しくて泣いたのかもしれないと今気づいた。
    動物にするの、ズルい。
    ふぬぅ。
  41. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    小学生の頃に人生で初めて読んだ萩尾作品です。

    コドモのときは、母親から愛されない主人公にただただ同情し、理不尽な話だと捉えていました。

    でも今(22歳)は、大嫌いな自分にそっくりなもの(娘)を愛せない母親の心情、何となく分かる気がするのです。

    それはきっと容姿の面だけではありません。

    そっくりな容姿を通じて、娘の中に自分の内面を見ていたのではないでしょうか。

  42. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    読んで何回も泣いてしまう。
    自分ですら分からない心の澱や葛藤をイグアナや炊飯器などで象徴させて浮かび上がらせる、天才。
    そんな傑作がいくつも詰まった短編集。
  43. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    図書館 借

    想像してたのと違って、とても重かったです。

    収録作品も含めて、リアルな恐ろしさと迫力を感じました。

    この人と漫画をもっと読みたくなりました。

  44. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    妹が購入。
    読了後、「これ凄いよ、読んでみて。
    」というので読了。

    ドラマ化されたこともあり、タイトルと多少の内容は知っていたものの…ここまで重い話だとは知らず…何にも言えない…というのが、正直な感想です。

    なんというか、心理学の教科書を読んでいるようでした…。

  45. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    小学生の頃これが原作のドラマが流行ってました。
    小学生の時にも読んだことがあるんだけど、やっぱり大人になってから読むと感じることがかわりますね。

    初期の萩尾作品とはまたひとあじ違った、心理的なテーマを多く扱った短編。
    家族や親子関係を扱っていて、訴えかけるものがありました。

  46. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    萩尾望都のイグアナの娘を読みました。
    長女が読んでいたマンガ本の短編集をちょっと借用して読みました。
    表題作は母親だけが自分の娘がイグアナに見える(他の人は普通に見えるのに)という設定のストーリーでした。
    女の人生すごろくやだめ恋愛脱出講座で指摘されている母親の娘に対する嫉妬や隠れた憎しみが象徴的に描かれていました。
    このイグアナ娘のボーイフレンドが彼女を救うというところも、めぐり合う男性が若い女性の呪いを解くという岩月教授の主張と合致していて納得してしまいました。
  47. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    見える。
    しっかりとそう見える人たちのお話。

    家族って近いからこそよく見えない。

  48. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    容姿コンプレックスにすごくシンクロしてしまって、何回も読んだ。

    大人になったとき、人の親になったとき、歳を重ねるごとにシンクロ率は上がりそう。

  49. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

     正月2日オンエア『100分de萩尾望都』を視て再読。

     表題作ラストのコマに描かれたトカゲが文庫サイズだとひときわ小さい。

     併録作品、どれも心に刺さる。

     『午後の日射し』、萩尾先生は中年主婦の心の傾斜まで活写してしまう。
    掲載誌はビッグゴールド。
    なるほど。

     『学校へ行くクスリ』、こういう心の病をヴィジュアルで見せる手法は、手塚治虫『火の鳥・復活編』が嚆矢なのだろうか。
    まさにマンガならではの切り口だ。

  50. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    表題作をはじめ短編6作品を収録しています。

    「イグアナの娘」は、青島リカと妹のマミの物語です。
    二人の母親のゆみこには、リカがトカゲのように見えてしまい、彼女に愛情を注ぐことができません。
    そんな家庭で愛を受けることなくそだったリカは、いつしか人間のなかで一匹のイグアナとして一生をおくることを受け入れるようになっていきます。

    ほかに「帰ってくる子」や「カタルシス」など、親子愛のもつれやゆがみをえがいた作品、「午後の日射し」のように夫への愛をうしなってしまった女性を主題とした作品などが収録されています。

    「イグアナの娘」や「学校へ行くクスリ」は、登場人物のすがたが変化して見えてしまうという設定になっており、マンガならではの寓意的な表現を駆使して人間関係の機微をえがきとっています。

  51. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    久々に再読したのですが、あああああ。
    涙なしでは読めませんでした。
    「イグアナの娘」を自分の物語として読めたということは、少しは自分の葛藤を引き受けれたのかなあと思っています。
    併録の短編も親子の葛藤の物語ばかりで、どれも秀逸。
    この短編集は神がかってます。
  52. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    昔ドラマ化してた記憶があるから長編かと思っていたら短編だった。

    だが、他の短編合わせて密度が濃い。

    人の心をどうしても支配するコンプレックス。
    それは自分を認め、他者を認めるというほんの些細なことで変わるかもしれない。

  53. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    萩尾望都さんの作品によくみかける毒親のお話。
    コミカルにホラーで現実的なのにファンタジー。

    萩尾望都さんの表現はある程度理解出来てもある程度以上は不思議で仕方ない。

    なぜ比喩にイグアナを選んだのか……謎でありその辺りのセンスが刺さる。

  54. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    思わず泣いてしまいました。
    他の作品も、人間の、深い(ドロドロした感じではなく、他の人にはわからないけど本人にとってはとても深刻といったような)感情的な部分に触れていて、大変おもしろかったです。
    お気に入りの本です。
  55. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    母が持っていたので読んだ。
    学校に行ける薬? 頭に花が咲くっていうモチーフがやたら印象に残る
  56. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    どうして人間に生まれなかったのかしらって悩んだこともあったけどいいさ 人間の中で一匹のイグアナとして一生を送るのもそれにイグアナの目で見てるとけっこう人間も動物に似てる
  57. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

     ドラマ化もされたイチ作品。

     母と娘の確執。

     娘、長女がイグアナにしか見えない母親。
    普通の女の子が良い。
    次に生まれた次女は人間だ。
    嬉しい。
    夢見てたの、可愛い女の子、なんでも似合うのね。

     写真で見るぶんには普通の、人間の娘にみえる。
    でも、母親の目には、イグアナにしか見えない。

    「ブサイクなくせに化粧なんて!

     もし他の人の目にも娘がイグアナに見えたら、『あたし なんて言われるか』
    「小学生のくせにませちゃって……!

    「リカって頭いいの? あのブスいイグアナが? イグアナのくせになまいき!

     日々が過ぎ、大学受験の時期。

     馬鹿にしていた姉の行っている大学を受験したいと担当に伝えるマミ。

    「あなたの成績じゃ、もう二つほどランクを下げないと……」
     遊びに来たマミの恋人が言う、
    「美人の上に頭いいんだー」
     気づいてくる、母親による格差。

     リカは恋をした。
    イグアナなので食べてしまう!
    と恐れたが牛の彼は大丈夫。
    卒業と同時に結婚する。
    北海道と遠く離れた土地に彼と二人きり。
    母親の小言に悩まされずに済み、ほっとする。

     そして子供が生まれる。

     母親にどことなく似た女の子。

     イグアナか、夫に似た牛のような子供が生まれるかと思っていたのに、何故?と悩む。

     愛せない、と悩むリカ。

     そんなとき、マミから連絡が来る。

     母親が亡くなった、と。

     哀しくない。
    母親が亡くなったというのに哀しくない。
    それにショックを受けるマミ。

     家につき、顔を見てあげてと親戚に言われ、布をめくるマミ。

     顔を見たら、少しは悲しめるかしら?と思いながら、そうっとめくる。

     そこには、イグアナが居た。

     イグアナが、目をつむって、佇んでいた。

    「キャーーー」

     叫ぶ。
    人間であるはずの母親の顔がイグアナ。
    叫ぶ。

     落ち着いて!
    と親戚に慰められる。

    「わ わたしの顔に そ、そそ、そっくり そっくりよ!

    「そうよォ、前から言ってたのよ、ゆりこちゃんとリカちゃんはよく似てるって。
    そう言うと、ゆりこちゃんは、怒ってたけど……」

  58. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    イグアナです。
    ものっすごいイグアナです。
    イグアナ以外の何者でもないです。
    そのイグアナに何だか惹かれてしまったのです。
  59. 母親が怖い人へ

    ヤバい母親を描かせたら天下一品な萩尾望都の業が詰まった短編集。

    歪んだ愛情や凝り固まった価値観を持つ母親を変えることはできない。
    変えられるのは自分だけと気付かされる。

  60. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    妹が購入。
    読了後、「これ凄いよ、読んでみて。
    」というので読了。

    ドラマ化されたこともあり、タイトルと多少の内容は知っていたものの…ここまで重い話だとは知らず…何にも言えない…というのが、正直な感想です。

    なんというか、心理学の教科書を読んでいるようでした…。

  61. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    容姿コンプレックスにすごくシンクロしてしまって、何回も読んだ。

    大人になったとき、人の親になったとき、歳を重ねるごとにシンクロ率は上がりそう。

  62. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    表題作をはじめ短編6作品を収録しています。

    「イグアナの娘」は、青島リカと妹のマミの物語です。
    二人の母親のゆみこには、リカがトカゲのように見えてしまい、彼女に愛情を注ぐことができません。
    そんな家庭で愛を受けることなくそだったリカは、いつしか人間のなかで一匹のイグアナとして一生をおくることを受け入れるようになっていきます。

    ほかに「帰ってくる子」や「カタルシス」など、親子愛のもつれやゆがみをえがいた作品、「午後の日射し」のように夫への愛をうしなってしまった女性を主題とした作品などが収録されています。

    「イグアナの娘」や「学校へ行くクスリ」は、登場人物のすがたが変化して見えてしまうという設定になっており、マンガならではの寓意的な表現を駆使して人間関係の機微をえがきとっています。

  63. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    見える。
    しっかりとそう見える人たちのお話。

    家族って近いからこそよく見えない。

  64. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    図書館 借

    想像してたのと違って、とても重かったです。

    収録作品も含めて、リアルな恐ろしさと迫力を感じました。

    この人と漫画をもっと読みたくなりました。

  65. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    わたしもイグアナになりたい。
    …ってくらいイグアナが好き。
    …ってところから入ったけど何度読んでも必ず泣く。
    タイトルは巻頭の作品名。
    やっぱりこのお話がダントツです。
    人間になることを願ったイグアナの白痴的な浅ましさ。
    イグアナの娘を毛嫌いする母親のエゴイスティックな浅ましさ。
    愛情の裏側にあるカルマみたいなもののやるせなさがとてもリアルなんだな。
    だから泣いちゃう。
    …と思ってたけどもしかしたらあたしが大好きなイグアナが辛そうなのが悲しくて泣いたのかもしれないと今気づいた。
    動物にするの、ズルい。
    ふぬぅ。
  66. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    思わず泣いてしまいました。
    他の作品も、人間の、深い(ドロドロした感じではなく、他の人にはわからないけど本人にとってはとても深刻といったような)感情的な部分に触れていて、大変おもしろかったです。
    お気に入りの本です。
  67. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    10代の頃に初めて読んだ時、面白いともつまらないとも思わなかった。
    ただ遠かった。

    時間が経ち今ふたたび手にとって見ると、何とも言えない気持ちになった。

    あの頃には遠かった物語が、いつのまにか自分の中にあった・・・。

  68. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    画像がないのでわかりにくいですが文庫の方です。
    同じく小学館のPFコミックスでも出ていますが、(もちろん持ってますが(笑))こっちのがお勧め。
    コミックス未収録の短編「帰ってくる子」が入ってます。
    表題になっている「イグアナの娘」は菅野美穂主演でドラマ化されましたのでご存知の方も多いと思いますが、あれはあれでよかったと言う意見も聞きますが、原作ファンとしては安易にドラマ化してほしくなかった。
    50Pの短い話ですが、こういう親子の確執の話には弱くて泣いてしまいます。
  69. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    ドラマでやっておりましたね。

    ですから、話し自体は読む前に知っていました。

    この作品と出会ったのは母が買ってきた古本で、その時に初めて萩尾望都先生の作品と知ったのでした。

    いやぁ、楽しいなぁ!
    でも、切ないし苦しい。

  70. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    どうして人間に生まれなかったのかしらって悩んだこともあったけどいいさ 人間の中で一匹のイグアナとして一生を送るのもそれにイグアナの目で見てるとけっこう人間も動物に似てる
  71. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    小学生の頃に人生で初めて読んだ萩尾作品です。

    コドモのときは、母親から愛されない主人公にただただ同情し、理不尽な話だと捉えていました。

    でも今(22歳)は、大嫌いな自分にそっくりなもの(娘)を愛せない母親の心情、何となく分かる気がするのです。

    それはきっと容姿の面だけではありません。

    そっくりな容姿を通じて、娘の中に自分の内面を見ていたのではないでしょうか。

  72. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    2014年12月26日読了。
    表題作がドラマ化された、萩尾望都の短編マンガ集。
    後書きなどによると、「母と娘」がテーマの短編集なのだという、なるほど。
    ドラマは未見だが表題作はもっと連続した長編マンガなのだと思い込んでいたが、コンパクトで作品のテーマが分かりやすく、面白かった。
    (あとこの作者は男性なのだと思い込んでいた)「母と娘」と「父と息子」という関係って、何が違うのか・・・?自分が母なり父なりになって始めて、母や父というのは理解できるものなのだろうか・・・?
  73. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    読んで何回も泣いてしまう。
    自分ですら分からない心の澱や葛藤をイグアナや炊飯器などで象徴させて浮かび上がらせる、天才。
    そんな傑作がいくつも詰まった短編集。
  74. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    昔ドラマ化してた記憶があるから長編かと思っていたら短編だった。

    だが、他の短編合わせて密度が濃い。

    人の心をどうしても支配するコンプレックス。
    それは自分を認め、他者を認めるというほんの些細なことで変わるかもしれない。

  75. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    たぶん一般的に「この物語はすごい」と言われているよりも、もっともっと深くすごいと思うのだ。
    「イグアナ」だから怖いんじゃないんだよ。
    「愛されない」から凄まじいんじゃないんだよ。
    鏡だ。
  76. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    萩尾望都さんの作品によくみかける毒親のお話。
    コミカルにホラーで現実的なのにファンタジー。

    萩尾望都さんの表現はある程度理解出来てもある程度以上は不思議で仕方ない。

    なぜ比喩にイグアナを選んだのか……謎でありその辺りのセンスが刺さる。

  77. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    萩尾望都作品。
    11人いると同じくらいの好きさ加減。
    あの時代にしてはどちらも捻ってます。
  78. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    200611月末読了。

    うーん。
    今更感アリアリだけど、買っちゃった。

    といってもドラマの方がどうだったかは殆どみていないのでわからない。

    そして、面白いなと思いつつ、よくわかんないなってのが正直なところであります。

  79. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    久々に再読したのですが、あああああ。
    涙なしでは読めませんでした。
    「イグアナの娘」を自分の物語として読めたということは、少しは自分の葛藤を引き受けれたのかなあと思っています。
    併録の短編も親子の葛藤の物語ばかりで、どれも秀逸。
    この短編集は神がかってます。
  80. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    イグアナです。
    ものっすごいイグアナです。
    イグアナ以外の何者でもないです。
    そのイグアナに何だか惹かれてしまったのです。
  81. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    萩尾望都のイグアナの娘を読みました。
    長女が読んでいたマンガ本の短編集をちょっと借用して読みました。
    表題作は母親だけが自分の娘がイグアナに見える(他の人は普通に見えるのに)という設定のストーリーでした。
    女の人生すごろくやだめ恋愛脱出講座で指摘されている母親の娘に対する嫉妬や隠れた憎しみが象徴的に描かれていました。
    このイグアナ娘のボーイフレンドが彼女を救うというところも、めぐり合う男性が若い女性の呪いを解くという岩月教授の主張と合致していて納得してしまいました。
  82. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

     正月2日オンエア『100分de萩尾望都』を視て再読。

     表題作ラストのコマに描かれたトカゲが文庫サイズだとひときわ小さい。

     併録作品、どれも心に刺さる。

     『午後の日射し』、萩尾先生は中年主婦の心の傾斜まで活写してしまう。
    掲載誌はビッグゴールド。
    なるほど。

     『学校へ行くクスリ』、こういう心の病をヴィジュアルで見せる手法は、手塚治虫『火の鳥・復活編』が嚆矢なのだろうか。
    まさにマンガならではの切り口だ。

  83. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

     ドラマ化もされたイチ作品。

     母と娘の確執。

     娘、長女がイグアナにしか見えない母親。
    普通の女の子が良い。
    次に生まれた次女は人間だ。
    嬉しい。
    夢見てたの、可愛い女の子、なんでも似合うのね。

     写真で見るぶんには普通の、人間の娘にみえる。
    でも、母親の目には、イグアナにしか見えない。

    「ブサイクなくせに化粧なんて!

     もし他の人の目にも娘がイグアナに見えたら、『あたし なんて言われるか』
    「小学生のくせにませちゃって……!

    「リカって頭いいの? あのブスいイグアナが? イグアナのくせになまいき!

     日々が過ぎ、大学受験の時期。

     馬鹿にしていた姉の行っている大学を受験したいと担当に伝えるマミ。

    「あなたの成績じゃ、もう二つほどランクを下げないと……」
     遊びに来たマミの恋人が言う、
    「美人の上に頭いいんだー」
     気づいてくる、母親による格差。

     リカは恋をした。
    イグアナなので食べてしまう!
    と恐れたが牛の彼は大丈夫。
    卒業と同時に結婚する。
    北海道と遠く離れた土地に彼と二人きり。
    母親の小言に悩まされずに済み、ほっとする。

     そして子供が生まれる。

     母親にどことなく似た女の子。

     イグアナか、夫に似た牛のような子供が生まれるかと思っていたのに、何故?と悩む。

     愛せない、と悩むリカ。

     そんなとき、マミから連絡が来る。

     母親が亡くなった、と。

     哀しくない。
    母親が亡くなったというのに哀しくない。
    それにショックを受けるマミ。

     家につき、顔を見てあげてと親戚に言われ、布をめくるマミ。

     顔を見たら、少しは悲しめるかしら?と思いながら、そうっとめくる。

     そこには、イグアナが居た。

     イグアナが、目をつむって、佇んでいた。

    「キャーーー」

     叫ぶ。
    人間であるはずの母親の顔がイグアナ。
    叫ぶ。

     落ち着いて!
    と親戚に慰められる。

    「わ わたしの顔に そ、そそ、そっくり そっくりよ!

    「そうよォ、前から言ってたのよ、ゆりこちゃんとリカちゃんはよく似てるって。
    そう言うと、ゆりこちゃんは、怒ってたけど……」

  84. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    小学生の頃これが原作のドラマが流行ってました。
    小学生の時にも読んだことがあるんだけど、やっぱり大人になってから読むと感じることがかわりますね。

    初期の萩尾作品とはまたひとあじ違った、心理的なテーマを多く扱った短編。
    家族や親子関係を扱っていて、訴えかけるものがありました。

  85. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    母が持っていたので読んだ。
    学校に行ける薬? 頭に花が咲くっていうモチーフがやたら印象に残る
  86. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    読んで何回も泣いてしまう。
    自分ですら分からない心の澱や葛藤をイグアナや炊飯器などで象徴させて浮かび上がらせる、天才。
    そんな傑作がいくつも詰まった短編集。
  87. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    表題作をはじめ短編6作品を収録しています。

    「イグアナの娘」は、青島リカと妹のマミの物語です。
    二人の母親のゆみこには、リカがトカゲのように見えてしまい、彼女に愛情を注ぐことができません。
    そんな家庭で愛を受けることなくそだったリカは、いつしか人間のなかで一匹のイグアナとして一生をおくることを受け入れるようになっていきます。

    ほかに「帰ってくる子」や「カタルシス」など、親子愛のもつれやゆがみをえがいた作品、「午後の日射し」のように夫への愛をうしなってしまった女性を主題とした作品などが収録されています。

    「イグアナの娘」や「学校へ行くクスリ」は、登場人物のすがたが変化して見えてしまうという設定になっており、マンガならではの寓意的な表現を駆使して人間関係の機微をえがきとっています。

  88. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

     正月2日オンエア『100分de萩尾望都』を視て再読。

     表題作ラストのコマに描かれたトカゲが文庫サイズだとひときわ小さい。

     併録作品、どれも心に刺さる。

     『午後の日射し』、萩尾先生は中年主婦の心の傾斜まで活写してしまう。
    掲載誌はビッグゴールド。
    なるほど。

     『学校へ行くクスリ』、こういう心の病をヴィジュアルで見せる手法は、手塚治虫『火の鳥・復活編』が嚆矢なのだろうか。
    まさにマンガならではの切り口だ。

  89. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    萩尾望都作品。
    11人いると同じくらいの好きさ加減。
    あの時代にしてはどちらも捻ってます。
  90. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    妹が購入。
    読了後、「これ凄いよ、読んでみて。
    」というので読了。

    ドラマ化されたこともあり、タイトルと多少の内容は知っていたものの…ここまで重い話だとは知らず…何にも言えない…というのが、正直な感想です。

    なんというか、心理学の教科書を読んでいるようでした…。

  91. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    200611月末読了。

    うーん。
    今更感アリアリだけど、買っちゃった。

    といってもドラマの方がどうだったかは殆どみていないのでわからない。

    そして、面白いなと思いつつ、よくわかんないなってのが正直なところであります。

  92. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    ドラマでやっておりましたね。

    ですから、話し自体は読む前に知っていました。

    この作品と出会ったのは母が買ってきた古本で、その時に初めて萩尾望都先生の作品と知ったのでした。

    いやぁ、楽しいなぁ!
    でも、切ないし苦しい。

  93. 母親が怖い人へ

    ヤバい母親を描かせたら天下一品な萩尾望都の業が詰まった短編集。

    歪んだ愛情や凝り固まった価値観を持つ母親を変えることはできない。
    変えられるのは自分だけと気付かされる。

  94. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    2014年12月26日読了。
    表題作がドラマ化された、萩尾望都の短編マンガ集。
    後書きなどによると、「母と娘」がテーマの短編集なのだという、なるほど。
    ドラマは未見だが表題作はもっと連続した長編マンガなのだと思い込んでいたが、コンパクトで作品のテーマが分かりやすく、面白かった。
    (あとこの作者は男性なのだと思い込んでいた)「母と娘」と「父と息子」という関係って、何が違うのか・・・?自分が母なり父なりになって始めて、母や父というのは理解できるものなのだろうか・・・?
  95. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    思わず泣いてしまいました。
    他の作品も、人間の、深い(ドロドロした感じではなく、他の人にはわからないけど本人にとってはとても深刻といったような)感情的な部分に触れていて、大変おもしろかったです。
    お気に入りの本です。
  96. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    たぶん一般的に「この物語はすごい」と言われているよりも、もっともっと深くすごいと思うのだ。
    「イグアナ」だから怖いんじゃないんだよ。
    「愛されない」から凄まじいんじゃないんだよ。
    鏡だ。
  97. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    萩尾望都のイグアナの娘を読みました。
    長女が読んでいたマンガ本の短編集をちょっと借用して読みました。
    表題作は母親だけが自分の娘がイグアナに見える(他の人は普通に見えるのに)という設定のストーリーでした。
    女の人生すごろくやだめ恋愛脱出講座で指摘されている母親の娘に対する嫉妬や隠れた憎しみが象徴的に描かれていました。
    このイグアナ娘のボーイフレンドが彼女を救うというところも、めぐり合う男性が若い女性の呪いを解くという岩月教授の主張と合致していて納得してしまいました。
  98. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    久々に再読したのですが、あああああ。
    涙なしでは読めませんでした。
    「イグアナの娘」を自分の物語として読めたということは、少しは自分の葛藤を引き受けれたのかなあと思っています。
    併録の短編も親子の葛藤の物語ばかりで、どれも秀逸。
    この短編集は神がかってます。
  99. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    見える。
    しっかりとそう見える人たちのお話。

    家族って近いからこそよく見えない。

  100. 匿名 より:
    イグアナの娘 (小学館文庫 はA 21)

    昔ドラマ化してた記憶があるから長編かと思っていたら短編だった。

    だが、他の短編合わせて密度が濃い。

    人の心をどうしても支配するコンプレックス。
    それは自分を認め、他者を認めるというほんの些細なことで変わるかもしれない。