秘密の花園の章、完結。
新たな旅の始まり。
エドガーは目覚めたアランを連れてアーサーの館を離れ、アーサーはますます病重く死を迎えようとしていた。
そんなおり父と再婚相手との娘・セスが現れアーサーの看病をすることに…?アーサーの過去、パトリシアとの秘めた初恋の行方、そして目覚めたアラン。
全てが絡み合い運命が1つの結末をつむぐ。
「秘密の花園」の章、完結巻。
秘密の花園の章、完結。
新たな旅の始まり。
エドガーは目覚めたアランを連れてアーサーの館を離れ、アーサーはますます病重く死を迎えようとしていた。
そんなおり父と再婚相手との娘・セスが現れアーサーの看病をすることに…?アーサーの過去、パトリシアとの秘めた初恋の行方、そして目覚めたアラン。
全てが絡み合い運命が1つの結末をつむぐ。
「秘密の花園」の章、完結巻。
コメント
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
あんなに想いあっているのに、なんて切ない。
1つのボタンの掛け違いが大きなすれ違いになってしまう。
悲しくて美しい。
2人の中でその想いは永遠。
そういうアーサーだから、エドガーに惹かれたのかな。
バラのアーチをよみがえらせたのが切ない。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
キレイにおさまった感じである。
後味も悪くないような…
数年前だが萩尾先生の講演を聴いたことがある。
その中で、連載ではページ数の関係でカットされる部分があることも多い。
単行本では、その部分を付け足して刊行するとのこと。
小説でも加筆修正があるし、文庫本化する際にそれをする作家さんもいる。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
「おじさん」と言われて憮然とし、「流行遅れ」と指摘されていそいそと最新流行のタイを新調するシルバーが、かわいいと思ってしまった…。
(え、感想そこ!
すみません……)
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
もう少し掘り進めてほしかった。
え、と思うような展開を期待してた。
前に描いたお話の裏話みたいだから、これはこれでいいのでしょうけど。
古くからのファンとしては、もっともっとと欲張ってしまう。
『残酷な神が~』以降画風が変わったけど、アランは線の細いふわふわしたアランであってほしかった。
性格はそのままで嬉しいけど。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックススペシャル)
つまり残酷な神が支配する的な濃厚さが1冊に詰まっているので、読むのに時間がかかりますが、やっぱり面白いんだな~
ペンの太さが結構ばらついてるのは何か実験的なことをされているんでしょうかね?
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックススペシャル)
193p¥750C9979(2023.03.08読了)(2023.02.18購入)
【目次】
Vol.6
Vol.7
Vol.8
Vol.9
Vol.10
ポーの一族 満月の夜
☆関連図書(既読)
「ポーの一族 春の夢」萩尾望都著、小学館、2017.07.15
「ポーの一族 ユニコーン」萩尾望都著、小学館、2019.07.15
「ポーの一族 秘密の花園(1)」萩尾望都著、小学館、2020.11.15
「春の小川」萩尾望都著、小学館、2011.03.15
「なのはな」萩尾望都著、小学館、2012.03.12
「愛の宝石」萩尾望都著、小学館、2012.12.12
「アウェイ(1)」萩尾望都著、小学館、2014.07.15
「アウェイ(2)」萩尾望都著、小学館、2015.09.15
「王妃マルゴ(1)」萩尾望都著、集英社、2013.01.30
「王妃マルゴ(2)」萩尾望都著、集英社、2013.12.30
「王妃マルゴ(3)」萩尾望都著、集英社、2015.01.28
「王妃マルゴ(4)」萩尾望都著、集英社、2016.01.30
「王妃マルゴ(5)」萩尾望都著、集英社、2017.01.30
「王妃マルゴ(6)」萩尾望都著、集英社、2018.02.28
「王妃マルゴ(7)」萩尾望都著、集英社、2019.02.28
「王妃マルゴ(8)」萩尾望都著、集英社、2020.02.29
「音楽の在りて」萩尾望都著、イースト・プレス、2011.04.29
「一瞬と永遠と」萩尾望都著、幻戯書房、2011.06.14
「マンガのあなた SFのわたし」萩尾望都著、河出書房新社、2012.02.28
「コトバのあなた マンガのわたし」萩尾望都著、河出書房新社、2012.05.30
「物語るあなた 絵描くわたし」萩尾望都著、河出書房新社、2012.11.30
「愛するあなた*恋するわたし」萩尾望都著、河出書房新社、2014.05.30
「ピアリス」萩尾望都著、河出書房新社、2017.07.30
「私の少女マンガ講義」萩尾望都著、新潮社、2018.03.30
「芸術新潮2019年7月号 特集萩尾望都」
「時をつぐむ旅人 萩尾望都」小谷真理・ヤマザキマリ・中条省平・夢枕獏著、NHK出版、2021.06.30
(アマゾンより)
秘密の花園の章、完結。
新たな旅の始まり。
エドガーは目覚めたアランを連れてアーサーの館を離れ、アーサーはますます病重く死を迎えようとしていた。
そんなおり父と再婚相手との娘・セスが現れアーサーの看病をすることに・・・?
アーサーの過去、パトリシアとの秘めた初恋の行方、そして目覚めたアラン。
全てが絡み合い運命が1つの結末をつむぐ。
「秘密の花園」の章、完結巻。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
先生、ここにきてそれも結び付けてくれる?
感服です。
年表を自分で書き表して何度でも読み返したい。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
ジョン・オービンなんて、もはや別人だし(悲)
でも、2回読んだら、内容がやっと咀嚼できた。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
ポーの一族の物語が続くかぎり、読み続けようと思う。
読み終わってから この感想を書くまで 1ヶ月以上かかってしまった。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
自分の考えは、自分が考えていると思っているもの。
本当に思っていることと、思っているつもりになっていることは違う。
時間が経つと、忘れる事もあるが、思い出すこともあり、近くで見るより、時間という距離を隔てて見えてくるものもあるということ。
アランの顔、再開後、前より可愛く無いんだけど、慣れてきた。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
「春の夢」は40年ぶりの感激でアップアップしてただけ、「ユニコーン」は、「エドガーが現在に!
」「ポーの村の秘密が!
」と二大衝撃で撃沈、「秘密の花園1」は、「あれ?アランの話じゃないの?」という戸惑いが邪魔をし、とまあ、余計なことを考えすぎていたのだった。
今回はさすがに落ち着いて、アーサー卿の物語をゆっくりと堪能した。
あらためて言うのもナンだけど、ちょい役に至るまですべての人物に厚みと説得力があって、本当にすばらしい。
ドラマティックだったりそうでなかったり、人生はそれぞれだけれど、登場人物の誰もがその人の生を生きている。
セリフと絵で(多くの場合絵だけで)ここまでの表現ができるのかと、漫画の凄さをつくづくと感じる。
ふと思ったのだが、エドガーがより老練な雰囲気をまとっているような気がする。
彼は遙かな時を生きているのだから、当然老成しているわけだけど、かつてはその残酷さや優しさにもっと「少年っぽい」感じがあったような…。
ワタシが年とったのでそう感じるだけかもしれないけど。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
公になったのは10月7日である。
彼女の死亡と、本書の内容との関係はないが、この作品に関して、私は知りたい一つの「秘密(謎)」がある。
話は1889年に移る。
Amazon紹介文より。
エドガーは目覚めたアランを連れてアーサーの館を離れ、アーサーはますます病重く死を迎えようとしていた。
そんなおり父と再婚相手との娘・セスが現れアーサーの看病をすることに・・・?
アーサーの過去、パトリシアとの秘めた初恋の行方、そして目覚めたアラン。
全てが絡み合い運命が1つの結末をつむぐ。
「秘密の花園」の章、完結巻。
前巻の感想で、明らかにしないといけない謎は3つあると書いた。
以下は完全偏見に満ちた私的解釈です。
(1)メリッサの幽霊?が囁いた「ひとつだけお願い」の意味はなんだったのか?
→エドガーは明確に言わなかった。
それでも、エドガーがわざわざ後見人にアーサーを推薦したという事は、そういう事なのだろう。
そもそも、メリッサ(アーサーの死んだ母親)の存在をエドガーは、一切不思議に思っていない。
幽霊という存在も、ポーの一族の亜流なのかもしれない。
(2)アーサー卿は何故、誰によってポーの一族の仲間になるのか?
→私は、エドガーがアーサー卿を仲間にしたのだとしたら、精神的な主従関係が出来てしまいおかしいと思っていた。
ポーの村の村長(!
)クロエまで呼んで準備したとは思わなかった。
(3)語られていない時代を埋めるという理由以外に、この時になって新しい物語を作り始めたのは何故か?
→去年の12月に前巻を読んだ時には、単に「直ぐにポーの一族を終わらせたくない」という理由だと勘繰っていた。
「大泉の話」を読んだ後に思うのは、「秘密の花園」全体が、「大泉の話」を執筆し、刊行し、その反響の中で描かれたということである。
もちろん、萩尾望都は、描き始める前に、全ての構想と台詞を決めていた筈だ。
萩尾望都の性格上、大泉とこの作品がリンクしないと思う方がおかしい。
全体の問題意識は、10月15日に記されたという萩尾望都の「前書き(表紙見返しにあり)」がそれだと思う。
「‥‥アーサーが望んでいた愛は夢のように現れては消えていく。
彼は人間として生きたいのか、エルフになりたいのか。
己の罪、己の贖罪を告白し、アーサーは子供時代の無垢な花園に帰っていきます‥‥」
私は、アーサーの運命が、「大泉の3人」の運命のように思えてならない。
萩尾望都は、どの時点で増山氏の訃報を知ったのか、私は知りたい。
というのは、この全2巻、構想はこの上ないほどにしっかりしていて、緻密で凄いのだけど、人物の線が時々不安定に感じられる。
「大泉」の反響の中で、萩尾望都の精神的負担があったとも思えるし、訃報に接していたならば、また違った動揺があったとも思える。
15日段階では、おそらく城マネージャーから確実に知らされていたはずだから、この「前書き」はそういう意味でも重要だとだと思うのです。
まあ、私の妄想ですが‥‥。
ミーハー的には、2000年段階でアーサー卿も、ファルカも、ブランカも未だ消滅していないのが確認された。
オービンさえ出てきた。
彼が一生をかけて書いた「はるかなる一族」という本は、ポーの一族を脅かすほどの影響を持っていないことも確認できた(そもそも100歳のオービンは、目の前にアーサー卿がいるのに気がついていない)。
次はとうとう「本題」に移るのだろうか?
今までで最速のレビュー(名目上の発行日の11月15日以前に記入)になった。
2巻
これからも楽しみです。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
先生、ここにきてそれも結び付けてくれる?
感服です。
年表を自分で書き表して何度でも読み返したい。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
あんなに想いあっているのに、なんて切ない。
1つのボタンの掛け違いが大きなすれ違いになってしまう。
悲しくて美しい。
2人の中でその想いは永遠。
そういうアーサーだから、エドガーに惹かれたのかな。
バラのアーチをよみがえらせたのが切ない。
2巻
これからも楽しみです。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
自分の考えは、自分が考えていると思っているもの。
本当に思っていることと、思っているつもりになっていることは違う。
時間が経つと、忘れる事もあるが、思い出すこともあり、近くで見るより、時間という距離を隔てて見えてくるものもあるということ。
アランの顔、再開後、前より可愛く無いんだけど、慣れてきた。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
ジョン・オービンなんて、もはや別人だし(悲)
でも、2回読んだら、内容がやっと咀嚼できた。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
ポーの一族の物語が続くかぎり、読み続けようと思う。
読み終わってから この感想を書くまで 1ヶ月以上かかってしまった。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
もう少し掘り進めてほしかった。
え、と思うような展開を期待してた。
前に描いたお話の裏話みたいだから、これはこれでいいのでしょうけど。
古くからのファンとしては、もっともっとと欲張ってしまう。
『残酷な神が~』以降画風が変わったけど、アランは線の細いふわふわしたアランであってほしかった。
性格はそのままで嬉しいけど。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックススペシャル)
つまり残酷な神が支配する的な濃厚さが1冊に詰まっているので、読むのに時間がかかりますが、やっぱり面白いんだな~
ペンの太さが結構ばらついてるのは何か実験的なことをされているんでしょうかね?
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
キレイにおさまった感じである。
後味も悪くないような…
数年前だが萩尾先生の講演を聴いたことがある。
その中で、連載ではページ数の関係でカットされる部分があることも多い。
単行本では、その部分を付け足して刊行するとのこと。
小説でも加筆修正があるし、文庫本化する際にそれをする作家さんもいる。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
「おじさん」と言われて憮然とし、「流行遅れ」と指摘されていそいそと最新流行のタイを新調するシルバーが、かわいいと思ってしまった…。
(え、感想そこ!
すみません……)
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
「春の夢」は40年ぶりの感激でアップアップしてただけ、「ユニコーン」は、「エドガーが現在に!
」「ポーの村の秘密が!
」と二大衝撃で撃沈、「秘密の花園1」は、「あれ?アランの話じゃないの?」という戸惑いが邪魔をし、とまあ、余計なことを考えすぎていたのだった。
今回はさすがに落ち着いて、アーサー卿の物語をゆっくりと堪能した。
あらためて言うのもナンだけど、ちょい役に至るまですべての人物に厚みと説得力があって、本当にすばらしい。
ドラマティックだったりそうでなかったり、人生はそれぞれだけれど、登場人物の誰もがその人の生を生きている。
セリフと絵で(多くの場合絵だけで)ここまでの表現ができるのかと、漫画の凄さをつくづくと感じる。
ふと思ったのだが、エドガーがより老練な雰囲気をまとっているような気がする。
彼は遙かな時を生きているのだから、当然老成しているわけだけど、かつてはその残酷さや優しさにもっと「少年っぽい」感じがあったような…。
ワタシが年とったのでそう感じるだけかもしれないけど。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
公になったのは10月7日である。
彼女の死亡と、本書の内容との関係はないが、この作品に関して、私は知りたい一つの「秘密(謎)」がある。
話は1889年に移る。
Amazon紹介文より。
エドガーは目覚めたアランを連れてアーサーの館を離れ、アーサーはますます病重く死を迎えようとしていた。
そんなおり父と再婚相手との娘・セスが現れアーサーの看病をすることに・・・?
アーサーの過去、パトリシアとの秘めた初恋の行方、そして目覚めたアラン。
全てが絡み合い運命が1つの結末をつむぐ。
「秘密の花園」の章、完結巻。
前巻の感想で、明らかにしないといけない謎は3つあると書いた。
以下は完全偏見に満ちた私的解釈です。
(1)メリッサの幽霊?が囁いた「ひとつだけお願い」の意味はなんだったのか?
→エドガーは明確に言わなかった。
それでも、エドガーがわざわざ後見人にアーサーを推薦したという事は、そういう事なのだろう。
そもそも、メリッサ(アーサーの死んだ母親)の存在をエドガーは、一切不思議に思っていない。
幽霊という存在も、ポーの一族の亜流なのかもしれない。
(2)アーサー卿は何故、誰によってポーの一族の仲間になるのか?
→私は、エドガーがアーサー卿を仲間にしたのだとしたら、精神的な主従関係が出来てしまいおかしいと思っていた。
ポーの村の村長(!
)クロエまで呼んで準備したとは思わなかった。
(3)語られていない時代を埋めるという理由以外に、この時になって新しい物語を作り始めたのは何故か?
→去年の12月に前巻を読んだ時には、単に「直ぐにポーの一族を終わらせたくない」という理由だと勘繰っていた。
「大泉の話」を読んだ後に思うのは、「秘密の花園」全体が、「大泉の話」を執筆し、刊行し、その反響の中で描かれたということである。
もちろん、萩尾望都は、描き始める前に、全ての構想と台詞を決めていた筈だ。
萩尾望都の性格上、大泉とこの作品がリンクしないと思う方がおかしい。
全体の問題意識は、10月15日に記されたという萩尾望都の「前書き(表紙見返しにあり)」がそれだと思う。
「‥‥アーサーが望んでいた愛は夢のように現れては消えていく。
彼は人間として生きたいのか、エルフになりたいのか。
己の罪、己の贖罪を告白し、アーサーは子供時代の無垢な花園に帰っていきます‥‥」
私は、アーサーの運命が、「大泉の3人」の運命のように思えてならない。
萩尾望都は、どの時点で増山氏の訃報を知ったのか、私は知りたい。
というのは、この全2巻、構想はこの上ないほどにしっかりしていて、緻密で凄いのだけど、人物の線が時々不安定に感じられる。
「大泉」の反響の中で、萩尾望都の精神的負担があったとも思えるし、訃報に接していたならば、また違った動揺があったとも思える。
15日段階では、おそらく城マネージャーから確実に知らされていたはずだから、この「前書き」はそういう意味でも重要だとだと思うのです。
まあ、私の妄想ですが‥‥。
ミーハー的には、2000年段階でアーサー卿も、ファルカも、ブランカも未だ消滅していないのが確認された。
オービンさえ出てきた。
彼が一生をかけて書いた「はるかなる一族」という本は、ポーの一族を脅かすほどの影響を持っていないことも確認できた(そもそも100歳のオービンは、目の前にアーサー卿がいるのに気がついていない)。
次はとうとう「本題」に移るのだろうか?
今までで最速のレビュー(名目上の発行日の11月15日以前に記入)になった。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックススペシャル)
193p¥750C9979(2023.03.08読了)(2023.02.18購入)
【目次】
Vol.6
Vol.7
Vol.8
Vol.9
Vol.10
ポーの一族 満月の夜
☆関連図書(既読)
「ポーの一族 春の夢」萩尾望都著、小学館、2017.07.15
「ポーの一族 ユニコーン」萩尾望都著、小学館、2019.07.15
「ポーの一族 秘密の花園(1)」萩尾望都著、小学館、2020.11.15
「春の小川」萩尾望都著、小学館、2011.03.15
「なのはな」萩尾望都著、小学館、2012.03.12
「愛の宝石」萩尾望都著、小学館、2012.12.12
「アウェイ(1)」萩尾望都著、小学館、2014.07.15
「アウェイ(2)」萩尾望都著、小学館、2015.09.15
「王妃マルゴ(1)」萩尾望都著、集英社、2013.01.30
「王妃マルゴ(2)」萩尾望都著、集英社、2013.12.30
「王妃マルゴ(3)」萩尾望都著、集英社、2015.01.28
「王妃マルゴ(4)」萩尾望都著、集英社、2016.01.30
「王妃マルゴ(5)」萩尾望都著、集英社、2017.01.30
「王妃マルゴ(6)」萩尾望都著、集英社、2018.02.28
「王妃マルゴ(7)」萩尾望都著、集英社、2019.02.28
「王妃マルゴ(8)」萩尾望都著、集英社、2020.02.29
「音楽の在りて」萩尾望都著、イースト・プレス、2011.04.29
「一瞬と永遠と」萩尾望都著、幻戯書房、2011.06.14
「マンガのあなた SFのわたし」萩尾望都著、河出書房新社、2012.02.28
「コトバのあなた マンガのわたし」萩尾望都著、河出書房新社、2012.05.30
「物語るあなた 絵描くわたし」萩尾望都著、河出書房新社、2012.11.30
「愛するあなた*恋するわたし」萩尾望都著、河出書房新社、2014.05.30
「ピアリス」萩尾望都著、河出書房新社、2017.07.30
「私の少女マンガ講義」萩尾望都著、新潮社、2018.03.30
「芸術新潮2019年7月号 特集萩尾望都」
「時をつぐむ旅人 萩尾望都」小谷真理・ヤマザキマリ・中条省平・夢枕獏著、NHK出版、2021.06.30
(アマゾンより)
秘密の花園の章、完結。
新たな旅の始まり。
エドガーは目覚めたアランを連れてアーサーの館を離れ、アーサーはますます病重く死を迎えようとしていた。
そんなおり父と再婚相手との娘・セスが現れアーサーの看病をすることに・・・?
アーサーの過去、パトリシアとの秘めた初恋の行方、そして目覚めたアラン。
全てが絡み合い運命が1つの結末をつむぐ。
「秘密の花園」の章、完結巻。
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(え、感想そこ!
すみません……)
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自分の考えは、自分が考えていると思っているもの。
本当に思っていることと、思っているつもりになっていることは違う。
時間が経つと、忘れる事もあるが、思い出すこともあり、近くで見るより、時間という距離を隔てて見えてくるものもあるということ。
アランの顔、再開後、前より可愛く無いんだけど、慣れてきた。
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先生、ここにきてそれも結び付けてくれる?
感服です。
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古くからのファンとしては、もっともっとと欲張ってしまう。
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性格はそのままで嬉しいけど。
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これからも楽しみです。
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数年前だが萩尾先生の講演を聴いたことがある。
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ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
「春の夢」は40年ぶりの感激でアップアップしてただけ、「ユニコーン」は、「エドガーが現在に!
」「ポーの村の秘密が!
」と二大衝撃で撃沈、「秘密の花園1」は、「あれ?アランの話じゃないの?」という戸惑いが邪魔をし、とまあ、余計なことを考えすぎていたのだった。
今回はさすがに落ち着いて、アーサー卿の物語をゆっくりと堪能した。
あらためて言うのもナンだけど、ちょい役に至るまですべての人物に厚みと説得力があって、本当にすばらしい。
ドラマティックだったりそうでなかったり、人生はそれぞれだけれど、登場人物の誰もがその人の生を生きている。
セリフと絵で(多くの場合絵だけで)ここまでの表現ができるのかと、漫画の凄さをつくづくと感じる。
ふと思ったのだが、エドガーがより老練な雰囲気をまとっているような気がする。
彼は遙かな時を生きているのだから、当然老成しているわけだけど、かつてはその残酷さや優しさにもっと「少年っぽい」感じがあったような…。
ワタシが年とったのでそう感じるだけかもしれないけど。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
ポーの一族の物語が続くかぎり、読み続けようと思う。
読み終わってから この感想を書くまで 1ヶ月以上かかってしまった。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックススペシャル)
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【目次】
Vol.6
Vol.7
Vol.8
Vol.9
Vol.10
ポーの一族 満月の夜
☆関連図書(既読)
「ポーの一族 春の夢」萩尾望都著、小学館、2017.07.15
「ポーの一族 ユニコーン」萩尾望都著、小学館、2019.07.15
「ポーの一族 秘密の花園(1)」萩尾望都著、小学館、2020.11.15
「春の小川」萩尾望都著、小学館、2011.03.15
「なのはな」萩尾望都著、小学館、2012.03.12
「愛の宝石」萩尾望都著、小学館、2012.12.12
「アウェイ(1)」萩尾望都著、小学館、2014.07.15
「アウェイ(2)」萩尾望都著、小学館、2015.09.15
「王妃マルゴ(1)」萩尾望都著、集英社、2013.01.30
「王妃マルゴ(2)」萩尾望都著、集英社、2013.12.30
「王妃マルゴ(3)」萩尾望都著、集英社、2015.01.28
「王妃マルゴ(4)」萩尾望都著、集英社、2016.01.30
「王妃マルゴ(5)」萩尾望都著、集英社、2017.01.30
「王妃マルゴ(6)」萩尾望都著、集英社、2018.02.28
「王妃マルゴ(7)」萩尾望都著、集英社、2019.02.28
「王妃マルゴ(8)」萩尾望都著、集英社、2020.02.29
「音楽の在りて」萩尾望都著、イースト・プレス、2011.04.29
「一瞬と永遠と」萩尾望都著、幻戯書房、2011.06.14
「マンガのあなた SFのわたし」萩尾望都著、河出書房新社、2012.02.28
「コトバのあなた マンガのわたし」萩尾望都著、河出書房新社、2012.05.30
「物語るあなた 絵描くわたし」萩尾望都著、河出書房新社、2012.11.30
「愛するあなた*恋するわたし」萩尾望都著、河出書房新社、2014.05.30
「ピアリス」萩尾望都著、河出書房新社、2017.07.30
「私の少女マンガ講義」萩尾望都著、新潮社、2018.03.30
「芸術新潮2019年7月号 特集萩尾望都」
「時をつぐむ旅人 萩尾望都」小谷真理・ヤマザキマリ・中条省平・夢枕獏著、NHK出版、2021.06.30
(アマゾンより)
秘密の花園の章、完結。
新たな旅の始まり。
エドガーは目覚めたアランを連れてアーサーの館を離れ、アーサーはますます病重く死を迎えようとしていた。
そんなおり父と再婚相手との娘・セスが現れアーサーの看病をすることに・・・?
アーサーの過去、パトリシアとの秘めた初恋の行方、そして目覚めたアラン。
全てが絡み合い運命が1つの結末をつむぐ。
「秘密の花園」の章、完結巻。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
ジョン・オービンなんて、もはや別人だし(悲)
でも、2回読んだら、内容がやっと咀嚼できた。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
あんなに想いあっているのに、なんて切ない。
1つのボタンの掛け違いが大きなすれ違いになってしまう。
悲しくて美しい。
2人の中でその想いは永遠。
そういうアーサーだから、エドガーに惹かれたのかな。
バラのアーチをよみがえらせたのが切ない。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックススペシャル)
つまり残酷な神が支配する的な濃厚さが1冊に詰まっているので、読むのに時間がかかりますが、やっぱり面白いんだな~
ペンの太さが結構ばらついてるのは何か実験的なことをされているんでしょうかね?
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
公になったのは10月7日である。
彼女の死亡と、本書の内容との関係はないが、この作品に関して、私は知りたい一つの「秘密(謎)」がある。
話は1889年に移る。
Amazon紹介文より。
エドガーは目覚めたアランを連れてアーサーの館を離れ、アーサーはますます病重く死を迎えようとしていた。
そんなおり父と再婚相手との娘・セスが現れアーサーの看病をすることに・・・?
アーサーの過去、パトリシアとの秘めた初恋の行方、そして目覚めたアラン。
全てが絡み合い運命が1つの結末をつむぐ。
「秘密の花園」の章、完結巻。
前巻の感想で、明らかにしないといけない謎は3つあると書いた。
以下は完全偏見に満ちた私的解釈です。
(1)メリッサの幽霊?が囁いた「ひとつだけお願い」の意味はなんだったのか?
→エドガーは明確に言わなかった。
それでも、エドガーがわざわざ後見人にアーサーを推薦したという事は、そういう事なのだろう。
そもそも、メリッサ(アーサーの死んだ母親)の存在をエドガーは、一切不思議に思っていない。
幽霊という存在も、ポーの一族の亜流なのかもしれない。
(2)アーサー卿は何故、誰によってポーの一族の仲間になるのか?
→私は、エドガーがアーサー卿を仲間にしたのだとしたら、精神的な主従関係が出来てしまいおかしいと思っていた。
ポーの村の村長(!
)クロエまで呼んで準備したとは思わなかった。
(3)語られていない時代を埋めるという理由以外に、この時になって新しい物語を作り始めたのは何故か?
→去年の12月に前巻を読んだ時には、単に「直ぐにポーの一族を終わらせたくない」という理由だと勘繰っていた。
「大泉の話」を読んだ後に思うのは、「秘密の花園」全体が、「大泉の話」を執筆し、刊行し、その反響の中で描かれたということである。
もちろん、萩尾望都は、描き始める前に、全ての構想と台詞を決めていた筈だ。
萩尾望都の性格上、大泉とこの作品がリンクしないと思う方がおかしい。
全体の問題意識は、10月15日に記されたという萩尾望都の「前書き(表紙見返しにあり)」がそれだと思う。
「‥‥アーサーが望んでいた愛は夢のように現れては消えていく。
彼は人間として生きたいのか、エルフになりたいのか。
己の罪、己の贖罪を告白し、アーサーは子供時代の無垢な花園に帰っていきます‥‥」
私は、アーサーの運命が、「大泉の3人」の運命のように思えてならない。
萩尾望都は、どの時点で増山氏の訃報を知ったのか、私は知りたい。
というのは、この全2巻、構想はこの上ないほどにしっかりしていて、緻密で凄いのだけど、人物の線が時々不安定に感じられる。
「大泉」の反響の中で、萩尾望都の精神的負担があったとも思えるし、訃報に接していたならば、また違った動揺があったとも思える。
15日段階では、おそらく城マネージャーから確実に知らされていたはずだから、この「前書き」はそういう意味でも重要だとだと思うのです。
まあ、私の妄想ですが‥‥。
ミーハー的には、2000年段階でアーサー卿も、ファルカも、ブランカも未だ消滅していないのが確認された。
オービンさえ出てきた。
彼が一生をかけて書いた「はるかなる一族」という本は、ポーの一族を脅かすほどの影響を持っていないことも確認できた(そもそも100歳のオービンは、目の前にアーサー卿がいるのに気がついていない)。
次はとうとう「本題」に移るのだろうか?
今までで最速のレビュー(名目上の発行日の11月15日以前に記入)になった。
2巻
これからも楽しみです。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックススペシャル)
つまり残酷な神が支配する的な濃厚さが1冊に詰まっているので、読むのに時間がかかりますが、やっぱり面白いんだな~
ペンの太さが結構ばらついてるのは何か実験的なことをされているんでしょうかね?
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
キレイにおさまった感じである。
後味も悪くないような…
数年前だが萩尾先生の講演を聴いたことがある。
その中で、連載ではページ数の関係でカットされる部分があることも多い。
単行本では、その部分を付け足して刊行するとのこと。
小説でも加筆修正があるし、文庫本化する際にそれをする作家さんもいる。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックススペシャル)
193p¥750C9979(2023.03.08読了)(2023.02.18購入)
【目次】
Vol.6
Vol.7
Vol.8
Vol.9
Vol.10
ポーの一族 満月の夜
☆関連図書(既読)
「ポーの一族 春の夢」萩尾望都著、小学館、2017.07.15
「ポーの一族 ユニコーン」萩尾望都著、小学館、2019.07.15
「ポーの一族 秘密の花園(1)」萩尾望都著、小学館、2020.11.15
「春の小川」萩尾望都著、小学館、2011.03.15
「なのはな」萩尾望都著、小学館、2012.03.12
「愛の宝石」萩尾望都著、小学館、2012.12.12
「アウェイ(1)」萩尾望都著、小学館、2014.07.15
「アウェイ(2)」萩尾望都著、小学館、2015.09.15
「王妃マルゴ(1)」萩尾望都著、集英社、2013.01.30
「王妃マルゴ(2)」萩尾望都著、集英社、2013.12.30
「王妃マルゴ(3)」萩尾望都著、集英社、2015.01.28
「王妃マルゴ(4)」萩尾望都著、集英社、2016.01.30
「王妃マルゴ(5)」萩尾望都著、集英社、2017.01.30
「王妃マルゴ(6)」萩尾望都著、集英社、2018.02.28
「王妃マルゴ(7)」萩尾望都著、集英社、2019.02.28
「王妃マルゴ(8)」萩尾望都著、集英社、2020.02.29
「音楽の在りて」萩尾望都著、イースト・プレス、2011.04.29
「一瞬と永遠と」萩尾望都著、幻戯書房、2011.06.14
「マンガのあなた SFのわたし」萩尾望都著、河出書房新社、2012.02.28
「コトバのあなた マンガのわたし」萩尾望都著、河出書房新社、2012.05.30
「物語るあなた 絵描くわたし」萩尾望都著、河出書房新社、2012.11.30
「愛するあなた*恋するわたし」萩尾望都著、河出書房新社、2014.05.30
「ピアリス」萩尾望都著、河出書房新社、2017.07.30
「私の少女マンガ講義」萩尾望都著、新潮社、2018.03.30
「芸術新潮2019年7月号 特集萩尾望都」
「時をつぐむ旅人 萩尾望都」小谷真理・ヤマザキマリ・中条省平・夢枕獏著、NHK出版、2021.06.30
(アマゾンより)
秘密の花園の章、完結。
新たな旅の始まり。
エドガーは目覚めたアランを連れてアーサーの館を離れ、アーサーはますます病重く死を迎えようとしていた。
そんなおり父と再婚相手との娘・セスが現れアーサーの看病をすることに・・・?
アーサーの過去、パトリシアとの秘めた初恋の行方、そして目覚めたアラン。
全てが絡み合い運命が1つの結末をつむぐ。
「秘密の花園」の章、完結巻。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
先生、ここにきてそれも結び付けてくれる?
感服です。
年表を自分で書き表して何度でも読み返したい。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
公になったのは10月7日である。
彼女の死亡と、本書の内容との関係はないが、この作品に関して、私は知りたい一つの「秘密(謎)」がある。
話は1889年に移る。
Amazon紹介文より。
エドガーは目覚めたアランを連れてアーサーの館を離れ、アーサーはますます病重く死を迎えようとしていた。
そんなおり父と再婚相手との娘・セスが現れアーサーの看病をすることに・・・?
アーサーの過去、パトリシアとの秘めた初恋の行方、そして目覚めたアラン。
全てが絡み合い運命が1つの結末をつむぐ。
「秘密の花園」の章、完結巻。
前巻の感想で、明らかにしないといけない謎は3つあると書いた。
以下は完全偏見に満ちた私的解釈です。
(1)メリッサの幽霊?が囁いた「ひとつだけお願い」の意味はなんだったのか?
→エドガーは明確に言わなかった。
それでも、エドガーがわざわざ後見人にアーサーを推薦したという事は、そういう事なのだろう。
そもそも、メリッサ(アーサーの死んだ母親)の存在をエドガーは、一切不思議に思っていない。
幽霊という存在も、ポーの一族の亜流なのかもしれない。
(2)アーサー卿は何故、誰によってポーの一族の仲間になるのか?
→私は、エドガーがアーサー卿を仲間にしたのだとしたら、精神的な主従関係が出来てしまいおかしいと思っていた。
ポーの村の村長(!
)クロエまで呼んで準備したとは思わなかった。
(3)語られていない時代を埋めるという理由以外に、この時になって新しい物語を作り始めたのは何故か?
→去年の12月に前巻を読んだ時には、単に「直ぐにポーの一族を終わらせたくない」という理由だと勘繰っていた。
「大泉の話」を読んだ後に思うのは、「秘密の花園」全体が、「大泉の話」を執筆し、刊行し、その反響の中で描かれたということである。
もちろん、萩尾望都は、描き始める前に、全ての構想と台詞を決めていた筈だ。
萩尾望都の性格上、大泉とこの作品がリンクしないと思う方がおかしい。
全体の問題意識は、10月15日に記されたという萩尾望都の「前書き(表紙見返しにあり)」がそれだと思う。
「‥‥アーサーが望んでいた愛は夢のように現れては消えていく。
彼は人間として生きたいのか、エルフになりたいのか。
己の罪、己の贖罪を告白し、アーサーは子供時代の無垢な花園に帰っていきます‥‥」
私は、アーサーの運命が、「大泉の3人」の運命のように思えてならない。
萩尾望都は、どの時点で増山氏の訃報を知ったのか、私は知りたい。
というのは、この全2巻、構想はこの上ないほどにしっかりしていて、緻密で凄いのだけど、人物の線が時々不安定に感じられる。
「大泉」の反響の中で、萩尾望都の精神的負担があったとも思えるし、訃報に接していたならば、また違った動揺があったとも思える。
15日段階では、おそらく城マネージャーから確実に知らされていたはずだから、この「前書き」はそういう意味でも重要だとだと思うのです。
まあ、私の妄想ですが‥‥。
ミーハー的には、2000年段階でアーサー卿も、ファルカも、ブランカも未だ消滅していないのが確認された。
オービンさえ出てきた。
彼が一生をかけて書いた「はるかなる一族」という本は、ポーの一族を脅かすほどの影響を持っていないことも確認できた(そもそも100歳のオービンは、目の前にアーサー卿がいるのに気がついていない)。
次はとうとう「本題」に移るのだろうか?
今までで最速のレビュー(名目上の発行日の11月15日以前に記入)になった。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
「春の夢」は40年ぶりの感激でアップアップしてただけ、「ユニコーン」は、「エドガーが現在に!
」「ポーの村の秘密が!
」と二大衝撃で撃沈、「秘密の花園1」は、「あれ?アランの話じゃないの?」という戸惑いが邪魔をし、とまあ、余計なことを考えすぎていたのだった。
今回はさすがに落ち着いて、アーサー卿の物語をゆっくりと堪能した。
あらためて言うのもナンだけど、ちょい役に至るまですべての人物に厚みと説得力があって、本当にすばらしい。
ドラマティックだったりそうでなかったり、人生はそれぞれだけれど、登場人物の誰もがその人の生を生きている。
セリフと絵で(多くの場合絵だけで)ここまでの表現ができるのかと、漫画の凄さをつくづくと感じる。
ふと思ったのだが、エドガーがより老練な雰囲気をまとっているような気がする。
彼は遙かな時を生きているのだから、当然老成しているわけだけど、かつてはその残酷さや優しさにもっと「少年っぽい」感じがあったような…。
ワタシが年とったのでそう感じるだけかもしれないけど。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
あんなに想いあっているのに、なんて切ない。
1つのボタンの掛け違いが大きなすれ違いになってしまう。
悲しくて美しい。
2人の中でその想いは永遠。
そういうアーサーだから、エドガーに惹かれたのかな。
バラのアーチをよみがえらせたのが切ない。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
ポーの一族の物語が続くかぎり、読み続けようと思う。
読み終わってから この感想を書くまで 1ヶ月以上かかってしまった。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
もう少し掘り進めてほしかった。
え、と思うような展開を期待してた。
前に描いたお話の裏話みたいだから、これはこれでいいのでしょうけど。
古くからのファンとしては、もっともっとと欲張ってしまう。
『残酷な神が~』以降画風が変わったけど、アランは線の細いふわふわしたアランであってほしかった。
性格はそのままで嬉しいけど。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
「おじさん」と言われて憮然とし、「流行遅れ」と指摘されていそいそと最新流行のタイを新調するシルバーが、かわいいと思ってしまった…。
(え、感想そこ!
すみません……)
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
自分の考えは、自分が考えていると思っているもの。
本当に思っていることと、思っているつもりになっていることは違う。
時間が経つと、忘れる事もあるが、思い出すこともあり、近くで見るより、時間という距離を隔てて見えてくるものもあるということ。
アランの顔、再開後、前より可愛く無いんだけど、慣れてきた。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
ジョン・オービンなんて、もはや別人だし(悲)
でも、2回読んだら、内容がやっと咀嚼できた。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
先生、ここにきてそれも結び付けてくれる?
感服です。
年表を自分で書き表して何度でも読み返したい。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
「おじさん」と言われて憮然とし、「流行遅れ」と指摘されていそいそと最新流行のタイを新調するシルバーが、かわいいと思ってしまった…。
(え、感想そこ!
すみません……)
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
自分の考えは、自分が考えていると思っているもの。
本当に思っていることと、思っているつもりになっていることは違う。
時間が経つと、忘れる事もあるが、思い出すこともあり、近くで見るより、時間という距離を隔てて見えてくるものもあるということ。
アランの顔、再開後、前より可愛く無いんだけど、慣れてきた。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
もう少し掘り進めてほしかった。
え、と思うような展開を期待してた。
前に描いたお話の裏話みたいだから、これはこれでいいのでしょうけど。
古くからのファンとしては、もっともっとと欲張ってしまう。
『残酷な神が~』以降画風が変わったけど、アランは線の細いふわふわしたアランであってほしかった。
性格はそのままで嬉しいけど。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
ポーの一族の物語が続くかぎり、読み続けようと思う。
読み終わってから この感想を書くまで 1ヶ月以上かかってしまった。
2巻
これからも楽しみです。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
キレイにおさまった感じである。
後味も悪くないような…
数年前だが萩尾先生の講演を聴いたことがある。
その中で、連載ではページ数の関係でカットされる部分があることも多い。
単行本では、その部分を付け足して刊行するとのこと。
小説でも加筆修正があるし、文庫本化する際にそれをする作家さんもいる。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックススペシャル)
つまり残酷な神が支配する的な濃厚さが1冊に詰まっているので、読むのに時間がかかりますが、やっぱり面白いんだな~
ペンの太さが結構ばらついてるのは何か実験的なことをされているんでしょうかね?
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
ジョン・オービンなんて、もはや別人だし(悲)
でも、2回読んだら、内容がやっと咀嚼できた。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
公になったのは10月7日である。
彼女の死亡と、本書の内容との関係はないが、この作品に関して、私は知りたい一つの「秘密(謎)」がある。
話は1889年に移る。
Amazon紹介文より。
エドガーは目覚めたアランを連れてアーサーの館を離れ、アーサーはますます病重く死を迎えようとしていた。
そんなおり父と再婚相手との娘・セスが現れアーサーの看病をすることに・・・?
アーサーの過去、パトリシアとの秘めた初恋の行方、そして目覚めたアラン。
全てが絡み合い運命が1つの結末をつむぐ。
「秘密の花園」の章、完結巻。
前巻の感想で、明らかにしないといけない謎は3つあると書いた。
以下は完全偏見に満ちた私的解釈です。
(1)メリッサの幽霊?が囁いた「ひとつだけお願い」の意味はなんだったのか?
→エドガーは明確に言わなかった。
それでも、エドガーがわざわざ後見人にアーサーを推薦したという事は、そういう事なのだろう。
そもそも、メリッサ(アーサーの死んだ母親)の存在をエドガーは、一切不思議に思っていない。
幽霊という存在も、ポーの一族の亜流なのかもしれない。
(2)アーサー卿は何故、誰によってポーの一族の仲間になるのか?
→私は、エドガーがアーサー卿を仲間にしたのだとしたら、精神的な主従関係が出来てしまいおかしいと思っていた。
ポーの村の村長(!
)クロエまで呼んで準備したとは思わなかった。
(3)語られていない時代を埋めるという理由以外に、この時になって新しい物語を作り始めたのは何故か?
→去年の12月に前巻を読んだ時には、単に「直ぐにポーの一族を終わらせたくない」という理由だと勘繰っていた。
「大泉の話」を読んだ後に思うのは、「秘密の花園」全体が、「大泉の話」を執筆し、刊行し、その反響の中で描かれたということである。
もちろん、萩尾望都は、描き始める前に、全ての構想と台詞を決めていた筈だ。
萩尾望都の性格上、大泉とこの作品がリンクしないと思う方がおかしい。
全体の問題意識は、10月15日に記されたという萩尾望都の「前書き(表紙見返しにあり)」がそれだと思う。
「‥‥アーサーが望んでいた愛は夢のように現れては消えていく。
彼は人間として生きたいのか、エルフになりたいのか。
己の罪、己の贖罪を告白し、アーサーは子供時代の無垢な花園に帰っていきます‥‥」
私は、アーサーの運命が、「大泉の3人」の運命のように思えてならない。
萩尾望都は、どの時点で増山氏の訃報を知ったのか、私は知りたい。
というのは、この全2巻、構想はこの上ないほどにしっかりしていて、緻密で凄いのだけど、人物の線が時々不安定に感じられる。
「大泉」の反響の中で、萩尾望都の精神的負担があったとも思えるし、訃報に接していたならば、また違った動揺があったとも思える。
15日段階では、おそらく城マネージャーから確実に知らされていたはずだから、この「前書き」はそういう意味でも重要だとだと思うのです。
まあ、私の妄想ですが‥‥。
ミーハー的には、2000年段階でアーサー卿も、ファルカも、ブランカも未だ消滅していないのが確認された。
オービンさえ出てきた。
彼が一生をかけて書いた「はるかなる一族」という本は、ポーの一族を脅かすほどの影響を持っていないことも確認できた(そもそも100歳のオービンは、目の前にアーサー卿がいるのに気がついていない)。
次はとうとう「本題」に移るのだろうか?
今までで最速のレビュー(名目上の発行日の11月15日以前に記入)になった。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックススペシャル)
193p¥750C9979(2023.03.08読了)(2023.02.18購入)
【目次】
Vol.6
Vol.7
Vol.8
Vol.9
Vol.10
ポーの一族 満月の夜
☆関連図書(既読)
「ポーの一族 春の夢」萩尾望都著、小学館、2017.07.15
「ポーの一族 ユニコーン」萩尾望都著、小学館、2019.07.15
「ポーの一族 秘密の花園(1)」萩尾望都著、小学館、2020.11.15
「春の小川」萩尾望都著、小学館、2011.03.15
「なのはな」萩尾望都著、小学館、2012.03.12
「愛の宝石」萩尾望都著、小学館、2012.12.12
「アウェイ(1)」萩尾望都著、小学館、2014.07.15
「アウェイ(2)」萩尾望都著、小学館、2015.09.15
「王妃マルゴ(1)」萩尾望都著、集英社、2013.01.30
「王妃マルゴ(2)」萩尾望都著、集英社、2013.12.30
「王妃マルゴ(3)」萩尾望都著、集英社、2015.01.28
「王妃マルゴ(4)」萩尾望都著、集英社、2016.01.30
「王妃マルゴ(5)」萩尾望都著、集英社、2017.01.30
「王妃マルゴ(6)」萩尾望都著、集英社、2018.02.28
「王妃マルゴ(7)」萩尾望都著、集英社、2019.02.28
「王妃マルゴ(8)」萩尾望都著、集英社、2020.02.29
「音楽の在りて」萩尾望都著、イースト・プレス、2011.04.29
「一瞬と永遠と」萩尾望都著、幻戯書房、2011.06.14
「マンガのあなた SFのわたし」萩尾望都著、河出書房新社、2012.02.28
「コトバのあなた マンガのわたし」萩尾望都著、河出書房新社、2012.05.30
「物語るあなた 絵描くわたし」萩尾望都著、河出書房新社、2012.11.30
「愛するあなた*恋するわたし」萩尾望都著、河出書房新社、2014.05.30
「ピアリス」萩尾望都著、河出書房新社、2017.07.30
「私の少女マンガ講義」萩尾望都著、新潮社、2018.03.30
「芸術新潮2019年7月号 特集萩尾望都」
「時をつぐむ旅人 萩尾望都」小谷真理・ヤマザキマリ・中条省平・夢枕獏著、NHK出版、2021.06.30
(アマゾンより)
秘密の花園の章、完結。
新たな旅の始まり。
エドガーは目覚めたアランを連れてアーサーの館を離れ、アーサーはますます病重く死を迎えようとしていた。
そんなおり父と再婚相手との娘・セスが現れアーサーの看病をすることに・・・?
アーサーの過去、パトリシアとの秘めた初恋の行方、そして目覚めたアラン。
全てが絡み合い運命が1つの結末をつむぐ。
「秘密の花園」の章、完結巻。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
「春の夢」は40年ぶりの感激でアップアップしてただけ、「ユニコーン」は、「エドガーが現在に!
」「ポーの村の秘密が!
」と二大衝撃で撃沈、「秘密の花園1」は、「あれ?アランの話じゃないの?」という戸惑いが邪魔をし、とまあ、余計なことを考えすぎていたのだった。
今回はさすがに落ち着いて、アーサー卿の物語をゆっくりと堪能した。
あらためて言うのもナンだけど、ちょい役に至るまですべての人物に厚みと説得力があって、本当にすばらしい。
ドラマティックだったりそうでなかったり、人生はそれぞれだけれど、登場人物の誰もがその人の生を生きている。
セリフと絵で(多くの場合絵だけで)ここまでの表現ができるのかと、漫画の凄さをつくづくと感じる。
ふと思ったのだが、エドガーがより老練な雰囲気をまとっているような気がする。
彼は遙かな時を生きているのだから、当然老成しているわけだけど、かつてはその残酷さや優しさにもっと「少年っぽい」感じがあったような…。
ワタシが年とったのでそう感じるだけかもしれないけど。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
あんなに想いあっているのに、なんて切ない。
1つのボタンの掛け違いが大きなすれ違いになってしまう。
悲しくて美しい。
2人の中でその想いは永遠。
そういうアーサーだから、エドガーに惹かれたのかな。
バラのアーチをよみがえらせたのが切ない。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックススペシャル)
つまり残酷な神が支配する的な濃厚さが1冊に詰まっているので、読むのに時間がかかりますが、やっぱり面白いんだな~
ペンの太さが結構ばらついてるのは何か実験的なことをされているんでしょうかね?
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックス
キレイにおさまった感じである。
後味も悪くないような…
数年前だが萩尾先生の講演を聴いたことがある。
その中で、連載ではページ数の関係でカットされる部分があることも多い。
単行本では、その部分を付け足して刊行するとのこと。
小説でも加筆修正があるし、文庫本化する際にそれをする作家さんもいる。
ポーの一族 秘密の花園 (2) (フラワーコミックススペシャル)
つまり残酷な神が支配する的な濃厚さが1冊に詰まっているので、読むのに時間がかかりますが、やっぱり面白いんだな~
ペンの太さが結構ばらついてるのは何か実験的なことをされているんでしょうかね?